ハワイ不動産あれこれ8 6月26日 ホノルルのレール(高架鉄道)建設進行中

投稿日: カテゴリー: コラム

私はホノルル市の郊外、パールリッジショッピングセンター近くの山手、ニュータウンに住んでいます。
海沿いのカムハイウエイの高架に建設中だったレールもパールリッジを終え、現在はアロハスタジアムに向かって工事が進んでいます。
80億ドル(約8,500億円)の予算をかけて始まった高架鉄道工事は、オアフ島西部のカポレイから始まり、エバ、ワイパフ、パールシティ、そしてパールリッジを終え、2020年にはアロハスタジアムまでが完成し、ホノルル空港、カリヒ、ダウンタウン、カカアコ、そして、2025年には終点のアラモアナセンターまで工事が完了するという予定です。

 

公共交通機関は市バスに頼っていたホノルル市にとって、レール建設は夢でした。
歴代の政権が実現に取り組んできましたが、何度か挫折をしました。
消費税に0.05%を加算し、その税収入をレール建設に充てることでスタートしたものの、昨今の工事費高騰で見切り発車の感は拭えません。
しかし、今更、中止することもできず静観するしか方法はありません。

 

レール開通の理由の一つとして、オアフ島西からホノルル間のラッシュアワー時の交通渋滞が緩和されるというのもありましたが、その後の調査では、レールが出来ても渋滞緩和にはあまり期待できないという答えが出ています。
オアフ島に住んでいる多くの住民は公共交通機関を利用することに慣れていません。
交通渋滞でも、自家用車の便利さに慣れてしまい、市バスを、第一の交通手段に使っている人は少なく市バスはいつも赤字です。
日本のように公共交通機関が網羅していて、小さい時から慣れていれば別ですが、大人になって生活スタイルを変えるのは簡単ではありません。
私の場合でも、レールを利用するためには、駅に行く手段を考えなければなりません。
アイエアの山手から、駅があるカムハイウエイには徒歩は無理ですから、バスを利用します。
そのバスラインは完備されるのでしょうか?じゃ、車で駅まで行くとしたら、車はどこに停めるのでしょうか? 
これが解決されないと利用する気になれません。
もちろん、レールを利用できる人には便利でしょう。
しかし、これだけの莫大な工費はもとより、維持費も高そうです。
乗車料金だけでは採算がとれないのは、目に見えています。損を埋めるのは結局、税金になりそうです。

 

しかし、否定的な事だけを考えていては進歩はありません。
米本土の多くの大都市ではマストランジットは常識です。
もっと、以前に始めていれば、工費も安くついたのにと思う人もいるでしょうが、過去に戻ることはできません。
今、始めたからには、完成を第一に進むしか仕方ありません。
我々の世代では、慣れなくても、次世代になれば、レールがあるのは、当たり前の景色になるでしょう。
また、駅ができることで、周辺地域の開発も期待できます。レール開設により、オアフ島の不動産市場もどんな変化を見せるかも楽しみです。
また、観光客にとっても、アロハスタジアム、パールハーバー、ホノルル港など観光めぐりには最適な乗り物になるのは間違いありません。
悲観的にみないで、明るい展望を期待してみたいものです。

 

それでは次回で、See you soon.

 

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HAVE A GOOD DAY UNTIL NEXT ISSUE! 松本千代子

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