ハワイ不動産あれこれ7 5月13日 キラウエア火山噴火

投稿日: カテゴリー: コラム

ハワイも5月になってからは、日の入りが遅く、気がついたら午後7時になっています。最近のハワイのトップニュースは、5月3日に始まったハワイ島キラウエア火山の噴火です。ハワイ島はビッグアイランドと呼ばれるように、ハワイ諸島最大の島、他の島を全部合わせても2倍以上の大きさですから、一概にハワイ島といっても、気候や風景、環境は地域によって大きく異なります。
キラウエア火山国立公園は、ハワイ島の壮大な自然と火山活動を肌で感じる場所として、ハワイ島を訪れた人は必ず行くハワイ島の人気観光スポットです。活火山ですから、過去にも何度か噴火し、その溶岩流が周辺の地域を焼き尽くしました。

 

キラウエア火山はハワイ州郡都ヒロの町から車で50分ほど南下したプナ地区にあります。今回の噴火地点は、パホアという町近くの分譲地「レイラニエステイト」と「ラニプナガーデン」付近18か所で、溶岩流がゆっくりと進み、10日現在で公道や36戸の建物を飲み込まれました。避難した住民は2000人を超えています。まだ、終息はいつになるか予想できませんので、住民の方々は不安な日々を送っておられます。今回の噴火は1955年の噴火と似ており、その時は87日間かかったそうです。

 

いつ終息するかは火山のエネルギー次第ですが、今回は震度6.9の地震まで起こっていますから、予断は許しません。このまま、エネルギーが落ちなければ溶岩流の被害は広がります。一日も早く溶岩流が終息し、ご自分の家に戻れることを願うばかりです。

 

火山の島といっても、ハワイ島すべてが噴火の被害に遭う地形ではありません。ハワイ島では溶岩流危険地帯マップ(LAVA HAZARD ZONE MAP 表参照)があり、危険度を1から9段階に開示しています。数字が低いほど、危険度は高くなり、2以下では火災保険や住宅ローン審査も難しいです。今回の地上から噴火した地点の下は、EAST RIFT ZONE(亀裂が起こりやすい帯状の線)で、危険度1地域で起こっています。いわゆる家の地下は溶岩の通り道と言えます。
 

 

プナ地区は、昔はサトウキビ畑、その後は安価で農業地として開放されましたが、まだまだ水道や電気が整備されていない所も多く、自給自足をしている質素な家が所々に散在してだけですが、この20年間で、ハワイ島で最も人口が増えた地域なのです。地元以外にも、他州やカナダからの移住者が多くみられます。魅力は、ヒロに車で1時間ぐらいで行ける、そして、ヒロに比べて、広い土地と素敵な家が安価で手に入るからです。住宅の需要が増えることで、プナ地区ではいろいろな分譲地が開発されてきました。

 

もちろん、誤解されると困るのですが、プナ地区すべてが火山危険地区ではありません。今回の噴火地点となった「レイラニエステイト」は溶岩流の流れの上に出来た分譲地なのです。報道を見ると、多くの住民は白人の移住組が多いです。火山帯であることは、認識していたでしょうが、噴火がない時でも、小さな噴煙はあるし、こんな大きな噴火は、将来、起こるかもしれないぐらいの感覚だったのではないでしょうか。他州から来た移住者にとってハワイの不動産価格は驚く高さです。それですから、自然が多く残る豊かな恵みのある土地が、安価で買えるというのは大きな魅力だったと思います。

 

人が危険地域に住んでいない頃には、噴火で溶岩流があっても、ゆっくり流れ、途中で止まるか、いずれ、海に行きつきか、人的被害は少なかったでしょうが、今日のように、人口が増えれば、被害は当然、起こります。やはり、行く着くところは、ハワイは不動産が高いということ。住宅需要があるからこそ、こうした所でも住宅が建てられるのです。
それでは次回で、See you soon.

 

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HAVE A GOOD DAY UNTIL NEXT ISSUE! 松本千代子

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