【コラム】ハワイ不動産あれこれ2 ハワイの不動産取引の特徴

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ハワイ不動産あれこれ2 ハワイの不動産取引の特徴

レインボーシャワーの樹々が満開です。ピンクの濃淡の花びらが風に吹かれてひらひらと舞い落ちる光景はハワイの夏の風物詩と言えます。

今回はハワイの不動産取引の特徴をお話しします。私は日本の不動産取引の知識はありませんが、日本の方から聞いた話から、こんな違いがあることを知りました。

まず、ハワイでは、売り手から委任された売り物件に対し、不動産会社は売り手と専任契約を結び、物件をホノルル不動産協会のデータベース、MLSに物件情報を入れます。自分だけの会社だけで売るのではなく、公に共有することで、ホノルル不動産協会会員全員に、買い手希望者を見つけてもらうのです。また、MLSだけでなく、エージェントが属する不動産会社のネットワークや、インターネット不動産情報サイトにも物件を紹介することで、多くの人が物件を知ることが出来ます。一括に集結されたデータにより、エージェントはどの会社に属していようが、同じ土俵の上で買い手が希望する物件を探し、内覧の予約を取ります。売り手のエージェントにとり、買い手のエージェントはライバルでなく、買い手を運んでくれる大切なビジネスパートナーです。専任契約では専任期間があり、専任だからといって、あぐらをかいていられません。契約書に違反したり、売る努力を怠ったりすると契約を解除されることも起こります。

我々エージェントの収入は仲介手数料のみです。売買が成立し、登記が済んで始めて手数

料を受け取ることが出来ます。日本では売り手、買い手それぞれが仲介手数料を払いますが、ハワイでは、売り手が両方の手数料を払います。買い手は名義変更までの手続き費用を払うのみです。それには、売り手は収益が出る、買い手に購買心を促すという考えが前提にあるから、売り手が負担することになっています。

次のような違いもあります。

エスクローの存在:銀行と司法書士の仕事を兼ねた政府認可の第三者機関です。エスクローを通じ売買契約が行われ、不動産会社は金銭授与に関知しません。また、売り手と買い手が直接会ったり、交渉することはなく、それぞれの不動産エージェントが双方の代理人として交渉に当たります。

不動産権利証書:売買取引の度にエスクローが不動産権原証書を調査し、負債、税金の滞納などをクリアした上で売却します。あくまで、権原証書に載っている所有者でなければ売ることができません。その上に売買の際には権原保険をかけますので、不動産権利証書を金庫に大切に保管する必要はありませんし、悪用される心配はありません。

マハロ! (ありがとう)  松本千代子

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Chiyoko Matsumoto, RA ハワイ州不動産取引セールスマン免許番号 RS-48511 Coldwell Banker Pacific Properties  

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email:chiyohawaii@gmail.com